働く前に確認しておきたいこと
一般病棟の看護師とは大きく異なる作業や役割が求められるNICUでの仕事ですが、そこで得られるメリットや、働く前に知っておきたいデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。ハードな仕事ですから、働き始めてから理想と現実のギャップに悩まないためにも、事前に知っておいたほうが良いでしょう。また、赤ちゃんをケアするという特性から、他の科よりもさらに気を付けなければならないポイントもあります。実際の仕事の現場で役に立つ知識や資格と併せて確認しておきましょう。
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NICUで働くメリット・デメリット
NICUは新生児が処置の対象となるため、一般病棟とはその特性が大きく異なります。繊細で正確なケアを行い専門技術を学ぶことができるので、高度な医療スキルを身に着けられるという点は、NICUで働く大きなメリットと言って良いでしょう。しかしその反面、常に緊張状態に置かれる心身共に負担の多い職場であるという側面もあります。赤ちゃんが一生懸命に生きようとする姿は尊いものですが、それを守るための仕事は想像以上に精神的な強さが求められるでしょう。
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有利になる資格と参考になる書籍
赤ちゃんをケアするためには、新生児看護の専門知識と高い技術力が求められます。成人看護の経験や知識があってもそれとは大きく異なるため、全く別のものと考えて良いでしょう。そのためすぐに役立てることができる資格を持っていれば、就職や転職の際にも有利になることがあるはずなので、NICUの看護師を目指したい人は事前に取得しておくことをおすすめします。また、実際に働き始めてから役立つ知識として、新生児のケアに関わる書籍もご紹介しますので参考にしてみてください。
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重要なのは「ダブルチェックの徹底」
命を預かる医療の現場では些細なミスが重大な事故につながります。医療事故の防止のために特に重要で欠かせないのはダブルチェックです。医師の指示による医療行為や投薬の際にミスをしないためにも安全対策をしていますが、NICUは対象が未熟児や新生児のため少しのミスが赤ちゃんの命にかかわってきます。そのため一切のミスは許されません。ミスを起こさないためにも何度でも確認する、複数で行うダブルチェック、思い込みをしないという3点が非常に重要です。
NICUに興味がある人におすすめ
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転職活動の新しいスタイル「転職エージェント」
転職サイトの主流となってきた転職エージェント。登録すると担当者が希望条件にあった職場探しから履歴書のチェックや面接の調整、給与交渉など、充実したサポートを提供してくれます。
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有利になる資格と参考になる書籍
高い専門知識と技術が求められるNICUで働くためには、どのような知識や資格を持っておくと良いのでしょうか。現場での仕事に役立つ書籍も併せてご紹介します。
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NICUってどんなところ?
NICU(新生児特定集中治療室)では、様々なリスクを抱えた新生児を24時間体制でサポートします。赤ちゃんのために、具体的にはどのようなケアを行っているのでしょうか。