NICUの求人は少ない

NICUで働きたい看護師にとって、何より大変なのは求人情報を探すことです。NICUがある病院・施設が少ないため、一般看護師の求人よりも圧倒的に求人情報が少ないのです。そのため、求人内容をしっかりとチェックする必要があります。

NICUの求人は少ない
NICUの看護師は希少求人

NICUの看護師は希少求人

NICUが設置してある病院といえば「総合周産期母子医療センター」「地域周産期母子医療センター」がありますが、全国でも合わせて数百施設と少ないのです。規模の大きい病院や小児・新生児医療を専門とした病院・施設では小規模のNICUを備えたところもありますが、ほとんどは大都市にあり、地方では数える程度しか配置されていません。このように、そもそもNICUが設置されている病院や施設自体の数が少ないため、看護師の求人も大変少ないのです。また、稀に地方での求人が見つかったとしても、通勤がネックとなり諦めざるを得ない場合もあります。
加えて、赤ちゃんのケアには些細なミスも許されず責任も重いため、新人はNICUに配属しないという病院もあります。その場合はまず産科や小児科で経験を積むという段階を踏む必要があります。それぞれの病院や施設によってこの判断には違いがあるので、事前に配属方針や下積み期間について確認しておくようにしましょう。

応募する前に確認すべきこと

応募する前に確認すべきこと

設置している病院の数が少ないため、NICUのみで働く看護師の求人は稀で、他の科と兼任した求人が多いです。大体が小児科や産科、MFICU(母と胎児の集中治療室)、GCU(回復期中等症治療室・継続保育室)などとの兼任が多いようです。また、NICUには助産師のみ配属する病院もあれば、資格手当の支給を避けるため助産師の資格のない看護師を優先して配属する病院もあります。求人内容の配属先と必要資格を見合わせてみてください。
人員体制にも注目しておく必要があります。精神的な負担の大きい職場なので、どのような配置基準・シフトであるのかは、健康的に働いていく上で大切なポイントとなります。NICU加算を取得しており、赤ちゃんに適切なケアを行うことができる病院は看護配置が3:1の体制なので、必ず確認しましょう。勤務条件は2交代制、3交代制、選択制など様々なタイプがあります。残業が月にどのくらいあるのかと合わせて確認しておくと良いでしょう。
病院によっては、働きながらNICU看護の知識や技術を学ぶことができるような、人材育成に力を入れているところもあります。絶対数の少ない求人ではありますが、様々な切り口から勤務先を見つけられるよう、アンテナを張っておきましょう。

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